ネイチャーハイクの「クラウドアップ2」と「スターリバー2」を徹底比較。

こんにちは、キャンプツーリング大好きのこんどうです。

6月も間近に迫り北海道もいよいよキャンプシーズンが本格的に到来かと思って目を覚ましたら、めちゃめちゃ寒くて暖房のスイッチを速攻で入れました。

えーと5月31日、今日の気温はと・

・・

はい、根室が9℃、北見が8℃、網走が7℃と・・・もう6月だってのにそりゃあ寒いね。

って!!羅臼0℃!? 羅臼は北海道の中でも別格ですな。

さすが1日で179cmも雪が降ったことのある町ですね!

さあそんな気温の中、近くの公園でネイチャーハイクのテントを2個設営してレビューしていきますよ〜〜♬

ウォーキングしてるご年配の方に、めっちゃ怪しい目で見られましたけど、まあ気にせずいきまっしょい!

スターリバー2を購入に至った経緯

数年前にネイチャーハイクの「クラウドアップ2」を購入したきっかけは、なんといっても1.7kgという軽さにあります。

キャンプツーリングを始めた頃はコールマンの「ツーリングドームST」や小川キャンパルの「ステイシーST2」などを使用していました。

どちらも前室が広くてとても快適なテントなのですが、重量が4kgくらいあるのでバイクで持ち運ぶにはちょっと不便さを感じていたのです。

そんなとき「軽くて、小さくて、安いテント無いかな〜〜」とAmazonさんを見ていて目に止まったのが「クラウドアップ2」だったんですね〜♬

このコンパクトかつ軽量さにほれぼれして2年くらい使用しました。

組み立てもカンタンで設営も素早くできる、二人用なのでソロで使う場合はヘルメットやバッグなどを十分に入れられる広さがあって、耐水圧も4,000mmと安心感があります。

かなり満足して使用させていただきましたが、長期間使用してみて「出入り口の狭さや、明け方の寒さ」などの面で気になることがあったので、今回「スターリバー2」を購入に至ったわけなのです。

クラウドアップ2とスターリバー2の基本性能

まずは「クラウドアップ2」と「スターリバー2」の性能を比較していきます。

ここで個人的に気になった点は入口が2個あることと前室の面積ですね。

クラウドアップ2の入口は一つしかない上に狭かったので出入りが不便でした。

あとクラウドアップ2は前室がほぼ無いに等しいので、スターリバー2で改善されるか気になりますね。

Naturehikeクラウドアップ2
(20Dアップグレード版)
スターリバー2
(20D防水シリカゲル生地+雪のスカート)
収容人数2人2人
シーズン3シーズン4シーズン
構造タイプ自立式 ダブルウォール自立式 ダブルウォール
フロアサイズ125cm×215cm135cm×215cm
入り口の数12
前室の数12
内部の高さ100cm110cm
前室の面積0.8㎡1.40㎡
フロア面積2.69㎡2.82㎡
重量1,730g2,053g
収納サイズ40cm×13cm×13cm45cm×15cm×15cm
ペグ11本11本
ガイロープ5本3本
耐水圧4,000mm4,000mm
価格17,800円(2021年6月現在)22,800円(2021年6月現在)

それでは次にメーカーデータだけでは分からない部分を比較していきます。

内容物と収納時の比較

アマゾンさんから「スターリバー2」が届きました!

テント本体にグラウンドシートも標準装備されているのがいいですね♬

サイズ比較を見てみます。

緑色が「スターリバー2」で白が「クラウドアップ2」です。

スターリバー2の方が5cmほど大きいですね。

厚さもスターリバー2の方が2cmほど大きいです。

上の写真でわかる通り、クラウドアップ2の袋よりもスターリバー2の袋の方に余裕があるので、実際は1〜1.5cmの違いに感じますね。

サイズ感がわかるように2リットルのペットボトルと、ガスボンベを並べてみました。

どちらも十分小さいサイズのテントですよね。

スターリバー2はY字型のペグが11本とガイロープが3本付属しています。

私はグラウンドシートとインナーテントを別々のペグで使用したいので、ペグは別に4本購入して使用していきます。

ちなみに付属のペグはすぐ曲がるので、そういうものだと思って使用してください。

テント設営時の比較

それではテントを設営して比較していきます。

グラウンドシートも専用なのでスターリバー2の方が少し大きいですね。

フレームの高さはどちらも同じで118cmでした。

後ろ側の高さはかなり違いがあって、スターリバー2の方が14cmも高くなっています。

この違いは大きくて、足元の圧迫感がかなり軽減されます。

クラウドアップ2のフレームを横から見るとこんな感じです。

足元がとても低くなっています。

スターリバー2のフレームを横から見るとこんな感じです。

足元を含め全体的に室内の高さが維持されています。

このフレームの違いでスターリバー2の室内がとても広く感じられます。

それではインナーテントを組み立てます。

これが「スターリバー2」を選んだ1番の理由ですね。

インナーテントのてっぺんにポールが1本横向きで入ることで、天井部分が左右に大きく広がります。

これによって室内の圧迫感に断然違いが出ます。

実際室内に座ってみると、クラウドアップ2の場合はテントの入り口付近でしか座っていられませんが、スターリバー2の場合はテント内の広い範囲で座って過ごすことができます。

インナーテントを吊り下げるフックの数は「クラウドアップ2」の方が9箇所で、「スターリバー2」の方は11箇所プラス頭頂部の横向きポールに2箇所引っ掛ける感じです。

入り口の広さは「クラウドアップ2」の方が64cm×70cmで「スターリバー2」の方が123cm×75cmと、とても広くなっています。

あと、「スターリバー2」の方は左右に2箇所、同じ形の入口があるので、後からキャンプ場に来た人が隣にテントを立てた場合、使用する入口を変えるなどして配慮できるのでとても便利ですね♬

入り口のジッパーはどちらも2個ついています。

インナーテントのジッパーは使用していて噛んだりしたことはないので問題ないと思いますが、フライシートのジッパーは少し噛みやすいと感じます。

クラウドアップ2を使用していて、明け方トイレに行きたくなってテントを出ようとした時に、ジッパーが噛んで漏れそうになったことがありましたね。

インナーテントのジッパーは青い線の位置についています。

両方ともほぼ全開にしないと出入りできません。

クラウドアップ2の方が下の方にジッパーが伸びているので、中の荷物をちょっと開けて取り出す場合などに便利ですね。

フライシートをかけてみます。

前から見るとスターリバー2の横幅がかなり大きく感じますね♬

スターリバー2は頭側にベンチレーションがついています。

後ろから見るとこんな感じです。

クラウドアップ2は足側にベンチレーションがついています。

クラウドアップ2の横向き。

スターリバー2の横向き。

フライシートはアタッチメントで取り付けますが、スターリバー2のアタッチメントは紐の色が色分けされているので、前後を間違えずに取り付けることができます。

クラウドアップ2のアタッチメント部分の紐に滑り止めがついていますが、何回か使用しているうちに剥がれてきますね。

使用にはあまり影響ありませんが、ちょっと気になる部分ですね。

フライシートを引っ掛けるフックが2箇所ついています。

クラウドアップ2の方は左右に2箇所、スターリバー2は前後に2箇所です。

これがついているとガイロープにテンションをかけることで室内が多少広がります。

スターリバー2はスカートがついているので、このガイロープを長くしすぎると、スカートが浮いてしまいます。

その場合はガイロープをかなり短く縛ってスカート内にペグダウンすることで、風の侵入を防ぐことができます。

クラウドアップ2はスカートがついていないので、暑いときは風通しが良いのですが、北海道の気温では寒く感じることが多いかもしれません。

明け方の気温が一桁になり寒くて寝不足になったこともあったので、今回購入したスターリバー2はスカート付きを選んでいます。

前室はどちらも靴を置ける程度ですね。

クラウドアップ2の方が56cmで、スターリバー2が65cmでした。

どちらもここで調理するのはちょっと厳しいと思います。

ベンチレーションはどちらも同じ構造です。

少し硬い棒の部分をマジックテープで固定することで換気ができます。

クラウドアップ2のポケットは入り口真上に1箇所ついています。

なんだか変わった場所についてますね。

寝た状態だと手が届かないです。

スターリバー2のポケットは左右に2箇所ついています。

手が届くのでこれは使いやすいですね。

ランタンフックはどちらも天井の真ん中に1箇所です。

まあ、この広さのテントでしたら1箇所あれば十分かな。

173cmの私が寝てみるとこんな感じです。

クラウドアップ2は足がギリギリで、スターリバー2は10cmくらい余裕があります。

寝た状態で天井を見るとこんな感じです。

写真ではわかりづらいですが、スターリバー2はかなり広さを感じます。

クラウドアップ2は天井よりも左右の壁に圧迫感を感じます。

クラウドアップ2を外から見た感じ。

左右の壁が奥に行くにつれて狭くなっていますね。

スターリバー2を外から見た感じ。

室内の空間がとても広く感じます。

2人くらいでしたら室内で座って酒を飲んだり、十分できるスペースがありますね。

おすすめポイント

2万円を超えるテントと聞くと高く感じるかもしれませんが、この軽さとコンパクトさに居住空間も両立している点がすごいですね。

似たような形のテントで国産メーカーのものは2倍以上の値段するので、非常にコスパが高いと思います。

耐水圧が4,000mmと非常に高いのも魅力的ですね。

対水圧4,000mmってどのくらいなのかグランドシートの入っていた袋で試してみました。

この袋はスターリバー2のグランドシートと同じ素材でできていますね。

ご覧の通りバシャバシャ水道水をかけたり、水をすくったりしてみても、袋の中は乾いた状態でした。

設営時間はクラウドアップ2の時で5分以内にできたのでスターリバー2もとてもカンタンでした。

長距離を移動する北海道バイクツーリングで使用するときに設営と撤収が早いのはメリットですよね〜♬

気になるところ

スターリバー2の気になるポイントとしては、入り口のジッパーが下側まで開けられない事と、前室で調理ができなさそうなところくらいですね。

調理に関しては道民の味方、セコマで弁当買えば解決ですね〜♬

まとめ

スカート付きの「スターリバー2」は北海道でのキャンプツーリングでかなり活躍しそうです。

軽いし、広いし、コンパクトで設営カンタンと、とてもツーリング向きですね。

クラウドアップ2に比べると収納サイズが少し大きくなりましたが、それでも十分小さいサイズなので大満足です。

まだ実際にキャンプでは使用していませんが、実際に設営してサイズ感を見たらほんと購入してよかったと強く感じています。

それではご覧いただきましてありがとうございました。

ネイチャーハイクの公式ホームページはこちらからご覧ください。

Naturehike Japan【アウトドアSHOP】
 

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