こんにちは♬どさんこライダーのこんどうです。
北海道はキャンプ天国と言ってもいいくらい素敵なキャンプ場が多いですが、北海道の気温に合ってないシュラフを選んでしまうとせっかくの旅もあまり寝ることができなくて辛いものになってしまいます。
そこで今回は北海道ツーリングで使用するべき寝袋について考察していきます。
今回の結論)寝袋の対応温度は少なくてもリミットのプラス5℃〜8℃以上を選ぶ。
シュラフの種類
シュラフにはいくつか種類があって、一般的なのは「封筒型」と「マミー型」の2種類になります。
封筒型シュラフの特徴
- 長方形で上から下まで同じ幅になります。
- ジッパーをフル開閉することで布団のような使い方ができる。
- 同じものを2個用意してジッパーで繋げたりすることができる。
- 首元が広く開いているので保温性はマミー型に比べると劣ってしまう。
マミー型シュラフの特徴
- その名の通りミイラのような形で頭まですっぽり入る。
- 体への密着性が高く、保温性に優れている。
- 基本的に一人用に作られています。(つなげられるタイプもあります。)
- 収納時はコンパクトにたためる。
私は現在両方とも使用していますが、寒い時期はマミー型を使用して暖かい時期は封筒型を使用するなどの使い分けをすると良いと思います。
シュラフの素材
シュラフの素材は大きく分けて「ダウンタイプ」と「化学繊維タイプ」があります。
ダウンタイプの特徴
- 収納時のサイズがコンパクトになる。
- 同じ対応温度で選んだ場合、化繊タイプに比べて軽い。
- お値段が化繊タイプに比べて高い。
化学繊維タイプの特徴
- 価格が安くダウンタイプに比べて買いやすい金額に設定されています。
- 重量が重い。
- 収納サイズが大きい。
例えばモンベルの♯3番の場合、重量はダウンの方が半分くらいで、収納時の容量は半分以下になりますが、その分価格は2倍近く高い金額になります。
mont-bell | シームレスダウンハガー800♯3 | バロウバック(化繊綿モデル)♯3 |
重量 | 555g | 1085g |
収納時サイズ | 13cm×26cm | 18cm×36cm |
収納時容量 | 3.0L | 7.3L |
快適温度 | 4℃ | 6℃ |
使用可能温度 | −1℃ | 1℃ |
価格(税込) | 33,000円 | 15,950円 |
ダウンタイプは値段が高いですが、バイクでの移動を考えるとなるべく荷物を圧迫したくないので、私はダウンタイプを使用しています。
対応温度の選びかた
バイクでキャンプをする場合に「寒くて寝られなかった!」ということになってしまうと、体力が落ちてしまい翌日以降のツーリングに大きな影響を及ぼしてしまいます。
そのような場合、集中力も低下してバイクを運転するにはとても危険な状態になってしまいますので、しっかりと睡眠が取れる寝袋を選んでいきましょう。
快適温度と使用可能温度について
たまに「エクストリーム」の温度を見て、「最低−19℃まで対応だからだいじょうぶ!」って方がいらっしゃいますが、その場合明け方に寒さで起きてしまう可能性が高いです。
モンベルさんの製品では「快適温度域」と「使用可能温度域」「危険温度域」の3種類の表示になっています。
快適温度 → 割と寒がりの人でもリラックスした体勢で寒さを感じることなく寝られる温度。
使用可能温度 → 割と寒さに強い人が寝袋の中で丸まって、寒さを感じることなく睡眠が取れる。
危険温度域 → 寝袋の中で丸まった状態で、震えながら6時間程度まで持ちこたえることができる温度です。
北海道の明け方は予想以上に冷え込むことがありますので寝袋を選ぶ場合は「使用可能温度」からプラス5℃〜8℃以上で選ぶと寒さを感じず快適に睡眠をとることができます。

モンベルの寝袋は袋に対応温度が記載されています。
この場合コンフォートが快適温度で3℃まで、リミットが使用可能温度で−2℃まで、エクストリームが危険温度で−3℃〜−19℃という感じですね。
月別のオススメ
札幌の最低気温を参考に私が使っている寝袋を紹介していきます。
もちろん函館方面の道南と釧路、根室などの道東とでは、10℃以上も気温差があることも多いので、気温に合わせて装備を変更していきましょう。
7〜8月
7〜8月の最低気温の平均は14℃〜21℃と非常に快適な温度ですので私は薄手の封筒型ダウンを使用しています。
私はネイチャーハイクの最適温度5℃〜15℃のダウンタイプを使用しています。重量も570gと軽く、バイク旅の持ち運びにとても便利ですね♬
6月と9月
6月と9月の最低気温の平気は12℃〜19℃となっています。
個人的な体感では6月に比べて9月の方が少し暖かいような気がしますが、明け方の気温は一桁になることもあります。
私はこの時期、モンベルのダウンハガー♯3を使用しています。大抵の場合はこの1枚で問題はありませんが、突然冷え込んだ時はネイチャーハイクの寝袋を上に重ねて使用しています。
5月と10月
5月と10月の最低気温の平均は7℃〜10℃程度と非常に寒くなってきます。
この時期は防寒対策をしっかりと行って睡眠時間を確保するように気をつけて下さい。
私の場合はモンベルのダウンハガー♯3とネイチャーハイクの寝袋を毎回2重にして使用しています。
それでも寒く感じる場合は「ホッカイロ」なども使用しますが、その場合はくれぐれも「低温やけど」に注意して下さい。ホッカイロを直接体に貼ることのないようにしましょう。ホッカイロを寝袋側に貼るなどして直接肌に触れないような工夫が必要です。
収納時のサイズ感

私が実際に使用している寝袋です。
2リットルのペットボトルと比べるとこんな感じです。
左側がネイチャーハイクの寝袋で右側がモンベルのダウンハガー♯3です。

さらにコンプレッションするとこの程度まで小さくなります。
とてもコンパクトですね〜
まとめ
北海道でキャンプツーリングをする場合、長距離を走る方が多いと思います。
各地区で高い気温差を感じることが多いと思いますので、寝袋についてもある程度の気温差に対応できるような装備をチョイスするとよいでしょう。
私は軽めのものを2個持つことで気温差に合わせた対応を行なっております。
それでは皆さんの北海道ツーリングが良いものになるようお祈りいたします。
ご覧いただきまして、ありがとうございました♬
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