私はiPadを購入して2ヶ月程度の超初心者ですが、プロクリエイトというアプリを使用すると割と簡単にこのような絵を描くことができます。
今回は缶ビールの静物画を描いたので、その工程を記載していきます。
簡単とは描いていますが、細かく描いていくと時間はそれなりにかかります。
仕事前の30分程度を使用して描いていたので、描き上げるのに1週間くらいかかりました。
それではさっそく見ていきましょう。
下書きを描く

まずは鉛筆のHBを使用して下書きを描いていきます。
缶の直線部分や、フタの楕円部分はプロクリエイトの機能で「クイックシェイプ」を使用して描きます。
ロゴや文字の部分は実物をしっかりと観ながら手書きで描いていきます。
曲面にプリントされている文字を描くのは難しいですね。
文字は結構曲がってしまいましたが、なんとなく雰囲気は出たと思います。
文字を書くときは、蓋部分の曲線に合わせて、あたりになる線を引いてから描くと、曲面に印刷された文字を再現しやすいです。
トレスを描く

次にレイヤーを追加してトレスしていきます。
このとき、下書きレイヤーの不透明度を下げることで、下書きの線がうすくなりトレスしやすくなります。

トレスのブラシは「インキング」の「製図ペン」を使用して描きました。
トレスも黒1色で塗るのではなく、これから塗りつぶす色に合わせて、色を変えてトレスします。
この手法を「カラートレス」というらしいです♬
このとき注意して欲しいのは、トレスした線に隙間がないように描くことです。
線に隙間があると、あとで色を塗るときに色がはみ出してしまうので注意が必要です。
色塗り

トレスが終わったら、さっそく色を塗っていきます。
こんな感じで塗れました。
人工物の静物画なので、プロクリエイトの機能で「カラードロップ」を使用して綺麗に色を塗ります。
ドラッグ&ドロップで簡単に塗ることができますね♪
パッケージデザインを描く

カラードロップで塗りつぶしてしまったので、下書きが見えなくなってしまいました。
そんなときはレイヤーの不透明度を一旦下げて薄くすることで、下書きが見えるように調整します。

パッケージデザインはレイヤーを追加して描いていきます。
レイヤーを変えることで、間違えたところを消したり、移動したりするのが便利になります。

文字を描いていくのですが、時々不透明度を戻して、ちゃんと描けているか確認しながら作業を進めていきます。

こんな感じでパッケージデザインが描けました。
実物をよく見ると、大きい文字に光の装飾が加わっているので、しっかりと再現していきます。

ホップのロゴは左側を先に描いた後、コピーして左右反転することで貼り付けています。
こういうところはデジタルの良いところですね〜♬

こんな感じで描きあがりました。
色を塗っただけだと、リアル感に乏しいですね。
ここから光の反射などを描き加えていきます。
光の反射と背景

ソフトスプレーの不透明度をかなり下げて光の当たる部分に白を、影になる部分に濃い色を塗っていきます。
特に蓋部分の直下がくびれていて、特殊な光の反射をしていたので、よく実物を観察しながら再現していきます。
少しリアル感が出ましたね〜♪

最後に背景と影を描いて完成です。
テーブルは茶色で塗りつぶした後、「タッチアップ」の「切り株」のブラシを使用して質感を再現しています。
まとめ
私は高校の普通科を卒業後、すぐに小売業に勤めて現在まで、絵に関わる勉強は全くしていません。
iPadを購入したときに本を2冊買ったくらいですね。
そんな私でもiPadを使用すると、簡単に絵を描くことができました。
まあ、上手い下手は別にしてですけどね。

iPadはすぐに電源を入れて描き始めることができるのと、何より持ち運びが便利なので、絵を描き始めるときの心的負担が少ないです。
「ちょっと絵でも描こうかな」という感じで、すぐに描き始めれるのが非常に良いですね。
外でイーゼルを立てて本格的に絵を描くことに負担を感じる。
人に描いている姿を見られるのに躊躇している方などは、ぜひiPadで絵を描くことをオススメしますよ♬
それでは最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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